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先日、中目黒で久し振りに古いフライトジャケットを購入しました。
N-3Aというアメリカ軍のフライトジャケットです。
1950年代製で昔は高かったのですが、
今は数万円で買えてしまう時代になりました。
ブラウンリブで状態も割と良く、
サイズも小さめだったので衝動買い（汗
しかしこの手のジャケットは基本的に汚いので
（主にホコリ）
洗濯する事にしました。
デカイジャケットはバスタブにぬるま湯を低めに張って浸け置き洗いがオススメです。
洗濯のダメージを最小限に出来るからです。
洗剤に関してはヴィンテージ専用の洗剤等ありますが、
アクロンで充分だというのが色々と試して私が出した結論です。
1時間ほど浸けておくと写真の様なダシが出ます（笑
古着好きが「アジ」と言ってる物の半分はこの手の汚れです。
コレクターではなく着るのであれば汚いので洗いましょう。
洗っても古い物には新しい物にはない「味」がありますので大丈夫です。
そしてすすぎもバスタブで行います。
何回か水を替えて、泡立たなくなればOKです。
脱水だけは洗濯機で行わないとダメなのですが、
ただ入れると偏りが生じてしまい、上手く回りません。
なるべく中で均等になる様に配置してみて下さい。
ジッパーは閉めない方が良いです。
私は昔閉めたまま回したらテープが裂けました（涙
脱水のみの場合、
水流等で服が痛む事はないので
ネットに入れてフルオープンで大丈夫です。
天日干しでも良いのですが、
個人的には浴室乾燥でマメに裏返してあげるのがオススメです。
その際はポケットなどは写真のように出しておくと早く乾きます。
一点、N-3系やB-15系のボアが付いている物は
完全に乾かしてしまうとパリパリになって割れてしまいます。
程々の所で浴室乾燥を止めて室内干しに切り替えるとダメージを最小限にする事が出来ると思います。
長年、フライトジャケットを好んで着ていて
あれこれ買ったり売ったりする中で
洗濯の方法を試行錯誤していましたが、
個人的にはこれがベストかなと。
古い服は基本的に同じ方式で
浸け置き洗い→すすぎまでを手洗いで行って
脱水のみをネットに入れて洗濯機がベストです。
が、面倒なので余程良い物以外は
子供たちの服と一緒にテキトーに洗ってしまっています（汗
意外とヴィンテージフライトジャケットを洗っている記事が少ないので書いてみました。
世にまだ残存している（？）少数の愛好家のお役に立てたなら幸いです。
伊藤 英元
道場への道順はこちらを参考にしてみて下さい。
