若い頃から「先生」などと呼ばれていると勘違いしがちでして、
中国拳法も仕事も「先生」になってしまった僕は
「こりゃまずいな〜。
何か人に頭を下げて習い事をした方がいいな」
と思って30歳になったのを機に習い事を探し始めました。
「美人が多く集まってる」
という理由で陶芸教室に行ってみたら
既婚率が高過ぎてパスしたのは中々賢明な判断だったと今は思います(笑
そんな時、昔の同僚が
「寝技は年を取ってからでも出来ますよ〜」
と話してくれたのをふと思い出して、
2007年の夏期講習の終わった翌日、
トライフォース麹町の門を叩いたのでした。
初めて習った技は
「ブラボーチョーク」
というラペラ(道着の襟)を使った絞め技でした。
道着の使い方というか、
発想の自由さに驚いたと同時に寝技の奥深さを素人ながらに感じたのを覚えています。
その場で入門を決めて、僕の柔術人生がスタートしたのですが
まさか自分が教える立場になるとはこの時は思いもしませんでした。