初めて出た散打の試合は面が薄く、
お互いに何発か打撃を交換した後に
「これはヤベーわ、
素手で殴り合ってるのとあまり変わんねーぞ・・・」
という雰囲気になり、
お互いに間合いを思い切り取ったのを覚えています。
その日は三試合して二勝一分。
最後はやはりスタミナ切れでなんとか逃げ切った感じでした。
それからはより一層、
型と組手を如何にリンクさせていくかという作業がとても楽しくなりました。
反面、実際の競技形式に合わない
「使わない技」
というものも出来てしまいました。
お恥ずかしい話ですが、
今思えば例えば武器術などは
トレーニング的な要素を持つもの以外はそれほど熱心に練習しなくなってしまった気がします。
普段は伝統的な武術の練習をしながら
試合が近くなると空手の道場や練習会などに出入りさせて頂いて組手の勘を養いつつ、年に数回試合に出る。
といった感じで何回か賞を頂いたりしました。
最終的には散打のトーナメントで準優勝が最高位です。